活珍亭にて忘年会。
美味しい料理を頂きます。
まずは食前酒。
さわやかな穀物の発酵酒。
ヘッド自走式、伊勢海老。
この刺身が絶品、ほのかな甘みと上品な、コク。
そのほかの刺身も含め、美味。
イノシシのヒレ肉。
三枚におろして骨を抜いた魚の切り身は、フィレ、と呼ぶ。
それぞれの語源が、不明。
音は似ている。
このイシダイの煮付けも、おいしいな。
白身のシャキシャキ、トロトロ、ベロベロが絡み合う。
至福のひとときです。
そしてボタン鍋。
猟師と猟犬とのコンビネーションが得た、ジビエという素材。
野菜、根菜類と煮込み、滋味が出る。
お肉も含め、しあわせなコクに包まれる。
美味である。
あたたかく、ありがたい。
でこの雑炊が有難く、そして腹いっぱい。
もー喰えません。
ごめんじょ。
夜は更け、火鉢が有難い。
いこった炭の、有難さ。
そっちが羨ましいな、と思っております現在。
そして翌日。
さわらの焼いたのだけで、スダチと醤油で3杯は、いける。
温野菜は美味しいが、おかずだけでお腹いっぱい。
味付けのり5枚で、茶碗一杯のしろめしをやっつける自信はある。
そして最後は、生卵ズルズルで一杯は滑り込めるけんね。
また、喰い過ぎ。
この伊勢海老の味噌汁が、白眉。
身をほじくるのもそこそこに、美味しい汁を、ジルジル、すする。
んー まい。
そしてこの、これはなにか。
御神楽。
お経と同じ、何を言ってるか分からないから、有難い。
と、そう解釈したのだが。
頭の微妙な動き、震えがとても印象的。
どうやらストーリーが、あるらしい。
発祥は門付け、なのかな。
御神輿が急に現われて、ちょうさじゃ言われて、縁起物なのでお金を出す。
あれといっしょ、かな。
文楽の起源は、こういうものではないかと、愚考する。
ちょっとしたこういう娯楽の中に、痕跡があるのかもしれない。
宮本常一だったら、こういう情報を重宝したに違いない。
柚木様をはじめ、参加した皆様、お世話になりました。